2012年3月12日

Appleファンの目から、Playbookについて考えたこと

私は、自分が熱烈なAppleファンであることを認めるにやぶさかでない。まずiPhoneの使いやすさに引きずりこまれ、やがてiPadに魅了されて、どこに行くにも持ち歩いている。ラップトップPCを最後に開いたのがいつだったか、思い出せないほどだ。
こんな私が、Research in Motion(RIM)社のBlackBerry PlayBookの話を持ち出すのだから、余程のことと思っていい。私は2月初旬の Blackberry Dev Con Europe イベントに参加し、はじめて実物のPlayBookを目にした。以下は、PlayBookとその最新OS 2.0を使ってみての私見。

有体に言えば、私はPlayBookを好きになったと、また、そのハードウエアにはぐっときたと言わなければならない。というのも、例えばBridgeなんていう素敵な機能があり、指先でフリックするだけでコンテンツを、あるデバイスから他のデバイスに移動させることができる。AndroidアプリがPlayBookのサンドボックス上で動くというのも素晴らしい。さらに、160ポンド(約20千円)という値段も。多くの企業は、大勢の社員向けのタブレットとして、1台450ポンド(60千円弱)よりはずっと喜んで支払おうとするだろう。
もちろん、低価格というだけなら、既に60ポンド(8千円弱)のAndroidだって市場に出回っているが、それらはダサいし魅力がない。対して、Playbookは気の利いていて、企業の品格を代弁するだろう。

PlaybookとiPadを、純粋にTCOの観点だけからみると、Playbookの方が断然よいと思う。iPadの交換バッテリーは高いし、スクリーンでも壊れようものなら、修理に200ポンド(約26千円)も払わなければならない。対して、Playbookのスクリーン修理は20~50ポンド(3~7千円)位のものだろう。バッテリー交換だってより安価だ。これは企業にとって大きな意味をもつ。パワフルなハードウエアと、複数OS向けアプリの利用を考え併せると魅力的な選択肢だ。

気になった点も挙げておきたい。
まず、多くのユーザにとって(使い方にもよるが)、スクリーンサイズが小さめに感じられるだろうこと。
次の懸念は、ハード・ソフトとは関係ないが、Playbookが本当に今後とも立ち行くだろうかという点。RIM社が今後6~12ヶ月、どのように振舞い、どれだけ市場浸透に力を入れ、結果を出すか。最近RIM社の人たちを相手にしてみて感じるのは、やり方を改善し、未来への明確なビジョンをもち、成功に向けてまじめに取り組んでいることだ。既にスマートフォンでの強みをもつ企業向けに焦点をあて、ここを基点にコンシューママーケットに切り込んでいく方向性は賢いと私には思える。確かに、ユーザは一旦Playbookを体験すれば、その強力なハードウエアを評価するだろうから、これは理にかなった道筋だろう。

純粋にテクニカルな点からだけフェアに評価しようとするなら、PlaybookがAppleブランドで販売されると想定してみるのがよいだろう。そうすれば、Playbookが素敵なハードウエアであることをみな認めるだろう。あとは、この素敵な小箱をRIM社がどう扱い、マーケットがどう受け止めるかを見守るだけだ。

さて一方、Appleが「明日」何を取り出してみせるかも考えに入れておかなければならない。以前申し上げたとおり、モバイルやタブレットの世界は毎分変化しており、付いていくのは至難だ。
...だとしたら、あなたに代わって追従をしてくれるわれわれの製品を試さない理由があろうか。

転載元はここ
書き手の David Akka は、 Magic Software Enterprises (UK) 社長

0 件のコメント:

コメントを投稿

Copyright 2011, Magic Software Japan.